ウイスキーについて


このページではウイスキーについて説明していきましょう。
ウイスキーは600年前、イタリアで修道士たちの間で薬として処方されていました。それが嗜好品となり、イギリス、アイルランドに伝わり全国展開していきます。製造方法は途中までブランデーやビールと同じで蒸留方法によって分かれます。
有名な生産地は

  • アイリッシュウイスキー
  • アイルランドで製造されるウイスキーです。ピートによる燻蒸を行わなず、味わいがとてもまろやかです。

  • ジャパニーズウイスキー
  • 日本においてはサントリーと、ニッカで有名なアサヒの二強です。両者ともスコッチの製法に準拠していますが、日本人好みに味が軽めに設定されています。市場には安価なものと高価なブランド種に分けられています。が、正直ジャパニーズの安価なウイスキーは本当のウイスキーの味を知っている人ならば飲めたものではありません。価格に対しては頑張っているのは認めますが、コストパフォーマンスがいいだけで味は粗悪です。二日酔いもひどくなります。しかし、高価なウイスキーは世界での出荷量も毎年増加し、海外の有名なバーやウイスキー専門店に当たり前のように置かれているほど素晴らしい作品です。日本人の職人気質と良質な水が作り出すウイスキーはグローバルブランドとして確固たる地位を確立しています。値は少しは張りますが、是非国産の良質なウイスキーを味わってみてください。

  • アメリカンウイスキー
  • トウモロコシが原材料に含まれてることが特徴です。ケンタッキー州で作られるバーボンとテネシー州で作られるテネシーが有名です。
    バーボンは原材料の半分以上をトウモロコシが占めているため独特のコクと甘みがあります。テネシーはバーボンよりさらに熟成期間を設けているのでより深いコクがあります。

  • スコッチウイスキー
  • 英国スコットランドで生産される。スモーキーな臭気が特徴です。

  • カナディアンウイスキー
  • 様々な国の製法を取り入れクセのないすっきりとした味わいを実現したウイスキーです。個性はないですが飲みやすさは群を抜いているのでウイスキーの入門として適しています。
以上5つの生産地でつくられるウイスキーを5大ウイスキーと呼びます。
他にもドイツやタイなどでも製造されていて、それぞれまったく違う顔を持つのでウイスキーが好きな方は多種多様なウイスキーを楽しむことができます。

ウイスキーの飲み方


ウイスキーの飲み方は焼酎などに近いのですが、いかにウイスキーの味を生かすかに焦点があてられていて他のアルコール以上に精査されています。ここでは楽しみ方の気構え的なことを語っていくので、飲むときにこんなことを意識しながら楽しんでいただければ幸いです。

  • ストレート
  • ファーストコンタクトはストレートが一番楽しめます。しかしウイスキーはアルコール度が35度以上と高いままで ストレートで飲んではアルコールに舌が負け最後まで味が楽しめません。そこで最後まで楽しむために相棒を用意しましょう。
    水です。
    バーではチェイサーとよばれます。原義は追うもの。つまりお酒を追って飲むものという意味でチェイサーと呼びます。
    さてこのチェイサーですがウイスキーと合わせれば水は水でも普段の水以上の効果をもたらします。
    ストレートで飲んだ後の重厚な舌触りや圧倒的な香気に覆い包まれた口中に水を含み呑むことで、清涼感の拡がる中に香味を存分に楽しむことができます。
    特に重量感のあるスコッチウイスキーはぜひチェイサーとあわせてストレートでいって下さい。ウイスキーのもつパワフルな匂量を実感できます。また消化器官の負担も軽減できます。

  • オン・ザ・ロック
  • 氷を入れたグラスにストレートでウイスキーをそそぐ飲み方です。冷やすことによりアルコールのきつさが緩和されるのでストレートよりは飲みやすいです。また時間とともに変化する味わいを楽しめます。濃度変化による風味の違いを感じてください。

  • 水割り
  • ウイスキーを楽しむための最も定番のスタイルです。加えられた水によりアルコールの角がとれるだけでなく風味が引き出されます。
    バーでのテスターは水割りが用いられます。つまりこの飲み方が最もウイスキーの個性を引き出す飲み方だということです。
    特に1:1で割ることをトゥワイスアップとよび、水割りの一般的な比率です。

  • ハイボール
  • 日本で好まれる飲み物であるハイボールはウイスキーをソーダでわった飲み方です。炭酸が入っている分水以上にウイスキーのアルコール分を紛らわせてくれます。ミントを入れたりしてもおいしいです。非常に飲みやすいですがウイスキー特有の重みのある風味まで殺してしまうのでウイスキーに慣れていない方、または安いウイスキーなどを飲むときにお勧めです。

お勧めウイスキー


ジャパニーズウイスキー
  • 山崎
  • 大阪府山崎の山崎蒸留所で製造されているサントリー社の主力商品。ここでは名水100選にも選ばれた離宮の水を始め多くの名水が湧きでている。ウイスキーにとって水は命であり骨格であるため良質の水を使用しているかどうかは味に直接作用してくる。よって水源に恵まれた山崎はウイスキー製造にうってつけの場所であった。
    味は重厚かつフルーティー。相反するこの二種の味を一品に閉じ込めたウイスキー。重くもあり甘くもあり、風味もしっかりあるのに飲みやすい、、、総評はずばりうまい。とにかく飲んでみて下さい。
    お勧めの飲み方はやはりトゥワイスアップ。味に正直に作られたこのウイスキーはやはり正直に飲むのが一番です。
    ラインナップはスタンダードは熟成期間で10年、12年、18年、25年、35年、50年があり記念品などもあります。10年もので4000円前後。25年もので10万。50年ものは100万(!)です。まあ正直10年もので十分おいしいです。すこし特別な日のプレゼントやご褒美に年代ものをプレゼントしてもいいかもしれません。

  • 白州
  • 山梨県白州町の白州蒸留所で作られている山崎と並ぶサントリーの主力商品。国産ミネラルウォーター「サントリー天然水 南アルプス」もここでとれます。ってことはやっぱり水が綺麗ってことです。こっちは山で濾過された天然水をそのまま使用。
    僕これ一番好きです。
    味が澄んでるっていうか香りが「すっ」っと味覚感覚全体を通り抜けるかんじ。一口一口丁寧に味わいたくなる。
    そんな白州ちゃんのお勧めの飲み方は二通り紹介します。
    1. 水割り
    2. 勘の良い方はここでピンときたでしょう。そう、ここでつかう水こそサントリー南アルプスの天然水です!ウイスキーの水割りに使用する水はそのウイスキーの仕込みに使う水が最も美味に仕上げることができます。水から生まれ水で飲む。
      10年前、自分を産んでくれた水との再開。
      その喜びは最高の味わいとなって貴方を悦ばせてくれるでしょう。
    3. 森香るハイボール
    4. これはサントリーも飲み方のひとつとして推奨している飲み方です。軽く手のひらで合わせ叩いたミントを白州ハイボールに落としてみてください。山で育った白州にミントの香りをまるで森林の中にいるかのような爽快感を与えてくれます。

    商品ラインナップは、10年、12年、18年、25年が用意されています。こちらも10年もので十分楽しめます。

アメリカンウイスキー
  • ジャック ダニエル
  • 言わずと知れたテネシーウイスキーの代表選手。昔と変わらないメローイング槽と呼ばれるろ過槽に1滴1滴たらされ10日間ほどの長い時間をかけてつくられ雑実や味に悪影響を与える成分を取り除きます。よって非常に滑らかな風味に仕上がっています。バニラやキャラメルなどの風味が特徴。
    ボトルラベルも有名で様々な作品やアーティストにフィーチャリングしています。
    お勧めはコーラでわったダニエルコーク。
    コーラの甘みとなめらかなウイスキーの旨味の按配が素晴らしいカクテル。レモンを軽く絞ってお飲みください。

  • I.W.HARPER
  • 1800年代後半のアメリカでは粗悪なバーボンが蔓延していました。価格を落とすことだけに集中し品質は二の次。そんな風潮に嫌気がさした製造者がいました。彼のバーボンには製作工程に特殊なことはしませんでした。ただ現存するバーボンの製法を丁寧に丁寧にこなす。そうして出来上がったのがこのバーボンです。
    製造者は自身の誇りをかけこのバーボンに自分のイニシャルと親友の名をあわせI.W.HARPER名づけました。納得のいく品質を求めたこの作品は'85年の万博博覧会で金賞を受賞、その後ラベルの紳士のファッション性も重なり爆発的にヒットしました。
    是非、ストレートで味わってください。

  • FOUR ROSES
  • こちらもハーパーと同じく有名な都会派バーボン。オーク製樽特有の美しい黄金色。グラスを近づけた瞬間に感じる花の香りを思わせるような匂い。口に含むとさきほどの期待を裏切らない圧倒的な芳香。花園にいるかのような芳醇な味わいが楽しめます。
    こちらはロックで氷が解け花が咲いていく変化をお愉しみ下さい。

    カナディアンウイスキー
  • カナディアン クラブ
  • 世界中で愛されているかカナダを代表するウイスキーです。多くのブレンデッドウイスキーはある程度の期間熟成させた後の原酒同士をブレンドして作られますが、カナディアンクラブは蒸溜したてのニュースピリッツの段階でフレーバリングウイスキーとベースウイスキーをブレンドし、そのまま樽詰めして製品を熟成させます。この行程が原酒間の摩擦をなくし一つの作品にまとめます。その後、18℃に維持し6年以上寝かします。